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2008年4月22日 (火)

ござる屋

 近代科学の進歩した、この平成の世の中に、プチ狂言マニアの店主が営む「ござる屋」と言う小さな店に、プチ時代劇マニアのお客人が参ったようでござる。

 「おじゃまするでござる」

 「よう来られたでござる」

 「そのような温かきお出迎え、誠にありがたき幸せにござる」

 「お客人、おぬし、なかなかの時代劇好きのようでござると、お見受けしたでござる」

 「はてさて、もう見抜かれたでござるか?」

 「なになに、同じようなニオイがするでござる」

 「さようでござるか」

 「して、今日はどのようなご用件でござる?」

 「いやいや、『ござる屋』と言うユニークな屋号が目に入ったでござるゆえ、ちょっと立ち寄らせてもらっただけでござる」

 「さようでござるか。ごゆるりして参られると、よろしいでござる」

 「何となく、無理のある言い回しのようでござるが?」

 「ま、ま、気にしないで頂きとうござる」

 「分かり申したでござる」

 「礼を言うでござる」

 「して、ご亭主、これは何でござる?」

 「茣蓙(ござ)でござる」

 「いろいろな種類があるでござるな」

 「さようでござる」

 「して、ご亭主、これは何でござる?」

 「笊(ざる)でござる」

 「ほほう、こちらもいろいろな種類があるでござるな」

 「お褒めにあずかり、ありがたき幸せにござる」

 「して、ご亭主、他に何かござるか?」

 「申し訳ないでござるが、当店は茣蓙(ござ)と笊(ざる)のみ販売している店でござる」

 「さようでござるか?!」

 「さようでござる」

 「それで屋号が『ござる屋』でござるか?」

 「さようでござる」

 「では、ご亭主、特に『ござる言葉』を使う慣わしになっているというわけではないのでござるか?」

 「さようでござる」

 「さようでござるかぁ~。しかし、『ござる屋』とは随分と、時代劇をニオわせるネーミングでござるな」

 「いやいや、お客人、何分、平成の世でござる。何でもかんでも、縮めて言うのが好きな人がたいへん多ござるゆえ、『ござ』と『ざる』を縮めただけでござる」

 「ほほう、意外にも、根っこの発想は、今風(いまふう)でござるな」

 「さようでござる」

 

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コメント

ゴザとザルであろうと推測しており申しそうらえど、よもや的中とは、拙者も鼻が高うござる。


>>なおちんさん、>>

 コメントありがとうございます。
 バレバレでござったか・・・・・・。

 ブログ侍・小松知広

投稿: なおちん | 2008年4月22日 (火) 20時25分

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